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2008年04月30日

周防灘を豊前海に

 北九州市の平成20年度新規事業に「豊前海カニ・・カキロード」という事業があります。
 これは、全国に誇る「豊前海一粒カキ」や「豊前本ガニ」の産地へ通じる既存道路に案内板を設置する事業でありますが、この事業に対しては賛同するものですが、全国的には豊前海という海は知られていないことに不満があります。その理由は地図上には豊前海という海は存在せず、周防灘と表示されているからです。そもそも周防灘の「周防」とは山口県の地域の名前であり、なぜ九州の海に、山口の地域の名前をつけるのでしょうか。
 私は、豊前海ブランドを全国に発信するためには、まずは地元に誇りを持つことが重要であると考えます。
 以前行橋市の八並市長は、シンポジウムの中で、福岡県一を誇る生産高の行橋産食用「菜花」が東京の市場で流通するときには「博多菜花」と呼ばれていることを例に挙げ、この地域のブランド名の必要性を説かれていました。私も同感で、海産物や農産物に恵まれたこの地域のブランド化をはかり全国に発信することが活性化につながります。
 そこで私は、2つのことを提案します。①地図上の呼称を「豊前海」とすることを国に提案すること。②北九州空港を通称「豊前海空港」と呼ぶことです。
 「豊前海」という海、そして「豊前」という地名に誇りを持つことから始めましょう。そこからが地域ブランドの始まりです。

2008年04月28日

最も身近な法律家として

 4月25日私のもうひとつの顔である司法書士の支部総会が多くの会員及び三原朝彦衆議院議員、西川京子厚生労働副大臣をはじめとする多くのご来賓の皆様ご参加の元で開催されました。 かつて司法書士は登記の書類を書くことが主たる業務でありましたが、現在では簡易裁判所での代理権や、成年後見制度における後見人などその範囲が広がっています。中でも多重債務に関する事件の取り扱いは飛躍的に伸びました。 多重債務やクレジット問題などは、日々の暮らしの中で、いつご自身の身に降りかかってくるかわかりません。また、政令市の中で最も高齢化の進む北九州市において成年後見制度の拡充は急務です。そういう意味からも私たち司法書士は、最も市民の皆様にとって身近な存在でなければなりません。実は戸畑区にあるウェル戸畑内の消費生活センターおいて弁護士と司法書士による無料法律相談が行われていますが、支部総会の中で、消費生活センターより「司法書士の方は身近なことを相談する上でとても丁寧に応対してくれると評判です。」との報告を受けた旨の報告があり大変うれしく思いました。 ところで私は、司法書士である市議会議員として、司法書士会と連携しさらに議会の承認をいただき、いわゆるグレーゾーンの金利の撤廃や、クレジットに関する規制の強化などの意見書を国へ提出しました。そのことを受け、グレーゾーン金利に関しては、法改正がなされ利息制限法を越える高金利(グレーゾーン金利)は認められないようになりました。 また、成年後見制度をより身近に利用していただくため、北九州市と共にウェル戸畑内の北九州成年後見センターの設立にかかわりました。 これからも市民に最も身近な法律家として、また市議会議員としてがんばります。

2008年04月23日

中心市街地活性化基本計画

現在、北九州市では黒崎地区と小倉地区を対象にした中心市街地活性化基本計画の国への認定に向け基本計画案を公表し、市民意見の募集(4月30日締め切り、詳しくは市のホームページを参照)を行っているところです。
基本計画の根拠となる2006年に改正された中心市街地活性化法の特徴のひとつとして、計画期間内(5年)の目標数値を設定することになっています。
 黒崎地区においては、中心市街地における歩行者通行量を1日あたり20,164人(H19)から5年間で27,000人まで増加させることを目標としており、同様に居住人口については5,689人から6,300人、小売業年間商品販売額については43,500百万円から48,700百万円とし、空き店舗率については21%から16%まで下げようとするものです。上記の数値を達成することは決して容易いものではありませんが、計画を確実に実行し目標ではなく最低ラインとしたいものです。
 注目は、空き店舗率の目標数値ですが、達成にはかなりの努力が必要ではないでしょうか。つまり商店主の高齢化や後継者不足など既存の店舗を維持することにもかなりの努力が必要であるためです。基本計画案の中には、「まちのルール」を黒崎商店組合連合会が中心となって策定するとありますが、ここに私は期待を寄せています。それは現在、黒崎の商店街では一部ではありますが、①営業時間帯にアーケード内を車が通行する。②土曜日、日曜日に店舗を閉める。③井筒屋より遅く開店して井筒屋より早く閉店する。④夕方から客引きが商店街内に立っている。など新たに出店しようとする意欲のある商業者にとって、出店することを躊躇させるような状況があり、この点を改善するためには商店街内でのルール作りを行う必要であると考えるからです。
 いずれにせよ、黒崎の再生は待ったなしです。市民の皆様の意見をいただきながら、この基本計画が国において認定を受け、黒崎地区の活性化に寄与することを願うばかりです。

2008年04月17日

行政視察

 4月14日~16日までの3日間所属する総務財政委員会の行政視察に行きました。初日は、東京都文京区において、地方自治体の憲法とも言える自治基本条例の制定に関するお話をお伺いしました。
 現在北九州市においても、平成21年度条例制定を念頭に市長の諮問機関である北九州市自治基本条例検討委員会を設置し、議論が進められています。これは、「市と市民」「議会と市民」などの関係について基本的なルールを定めるものでありますが、私は議会に関するものについては、別に議会基本条例を議員らが中心となって検討すべきと考えます。それは議員にとっても活動する上での最高規範であらねばならず、そこにしっかり議員が関与し自らのルールを自らが作るべきであると考えるからです。
 さて翌日は、神奈川県川崎市にお伺いし、川崎市市民ミュージアムを視察しました。ここは開館当初から、漫画等の収集、展示に力を入れている最初期の美術館としても有名で、北九州市も、現在松本零士氏の作品など本市ゆかりの作家の作品の展示を中心に漫画ミュージアム開設に向け取り組んでいる最中であることからの視察となりました。
 そして最終日は、千葉県松戸市にお邪魔し、「安全で快適なまちづくり条例」と言われるモラル条例についてお話をお伺いしました。本市でも今年の2月議会の承認を受け4月1日より「モラルマナーアップ関連条例」がスタートし、路上喫煙や落書き、ごみのポイ捨て、飼い犬の糞の放置などの迷惑行為が規制の対象となりました。8月以降に重点地区が設けられ、前記の4つについては過料が課せられる予定です。

2008年04月12日

入学式

 前日までの雨も上がり、さわやかな青空の下、北九州市立小学校の入学式が昨日行われました。私の一人息子も鳴水小学校に入学することになり、私も妻と入学式に参加してきました。
 今年の鳴水小学校の新入生は全員で40名で、昨年までであれば1クラスの定員は40名でしたので1クラスでしたが、今年から新入生が2年生になるまでは、1クラスの定員は35名となるため、1クラス20名の2クラスとなりました。少人数学級のメリットは生徒一人ひとりに対し、きめ細やかな生徒指導ができることにあります。課題であった予算面については、少子化の影響で空き教室もあり、また福岡県の加配教員の制度を利用することが出来たため、最小限の支出で済みそうです。
 さて昨年は、43年ぶりに小学6年生及び中学3年生を対象に国語、算数(数学)の全国学力テストが実施されましたが、結果はいずれの学年、教科とも全国平均正答率を若干下回るものでした。
 そこで、北九州市学力向上検証改善委員会は、テストの結果を検証し、6つの課題と5つの提言を行いました。また、委員会の提言を受け北九州市教育委員会は「学力向上プロジェクトチーム」を設置し、早速、学力向上の具体策を実行いたします。

2008年04月08日

総務財政委員会開催

 本日私が所属する総務財政委員会において、市長部局より「道路特定財源・暫定税率廃止の影響について」、「北九州市の平成19年の犯罪状況について」、「体育施設のあり方、提言について」、「新・北九州基本構想について」の以上4件について報告がありました。

 その中でまず暫定税率廃止については、仮に4月の1ヶ月のみ暫定税率が失効しても、本市においては約8億円の影響があり、国において財政措置がなされなければ道路事業を中心とした見直しや、他の財源の確保、発注の見直しを検討せざるを得なくなるとの説明がありました。

 次に犯罪状況については、この5年間で犯罪件数は54.5%減で特に車上狙いや強制わいせつ、空き巣等の街頭犯罪は68,4%減で大幅な減少が見られました。しかし今日も八幡西区内で発砲事件があるなど、凶悪な犯罪も減っているとは言え、事件があれば必ずマスコミで取り上げられることもあり、北九州市のイメージダウンにもつながりかねない凶悪犯の検挙並びに凶悪犯罪の撲滅は喫緊の課題です。

 最後に体育施設についてですが、スポーツ振興審議会より、本市体育施設に対する提言があり、中でも今年JFLに昇格したニューウェーブ北九州がJリーグ入りする際に条件となるJ2で1万人、J1で1万5千人収容のJリーグ規格の球技場の整備が優先度の高い施設である旨の報告がありました。本市では本城陸上競技場の5100席が最大であり、且つ北橋市長より、先の2月議会においてJR九州の特急停車駅周辺における整備の可能性を示唆されたこともあり、今後可能性のある地域においては、サッカー専用スタジアム整備を願う声が大きくなるのではないでしょうか。

 

2008年04月04日

まちづくりの基本は人を大切にすることから

 昨日までの1泊2日で、副都心黒崎推進会議の皆さんたちと佐世保市に商店街振興の視察に行き、させぼ四ヶ町商店街協同組合理事長の竹本慶三理事長にお話をお伺いしました。

 佐世保市は人口約25万人の都市ですが、商店街は平日にもかかわらず、午前10時過ぎには多くの人が商店街を行き来していました。
 
 かつて、佐世保市の中心市街地近郊に大型ショッピングセンターができることに危機感をもった竹本理事長らが、商店街をとにかく人の賑わう、元気な場所にしようと、きらきらフェスティバルや、よさこい祭りなどのイベントを始めたそうです。

 もちろんイベントを開催しただけで商店街に賑わいが出来るわけではありません。しかしそのことを通して、商店主同士に連帯感が生まれ、結果として商売そのものにもよい影響がでたのではないでしょうか。ちなみにさせぼ四ヶ町商店街には空き店舗はなく、家賃は坪2万5千円程度で、黒崎の商店街の倍以上の金額です。


 竹本理事長に商店街の賑わい作りの秘訣について尋ねてみると、「人と人との関係を大切にすること。」と言われました。佐世保のまちを愛する竹本理事長が、自分の商売のことだけを考えるのではなく、このまちをどうするべきなのかを考え、そこに同志が集まり知恵を出し合い、各お店の「逸品フェア」やラジオ局の開設まで行い、そこに多くの人が集まり今の商店街の賑わいが出来たのだと思います。


 人を大切にする人だからこそ、人が集まる。人が集まればアイデアが出る。アイデアが出れば楽しい。楽しければ更に人が集まる。
 
 
 賑わい作りは「人を大切にすることから。」まちづくりの大切な基本を学ばせていただいた一日でした。

2008年04月02日

ガソリン税暫定税率失効

ガソリン税の暫定税率が3月31日をもって失効しましたが、早速国道3号線沿いのガソリンスタンドでは、価格が下がり、給油待ちの車で混雑していました。 
北九州市建設局より新若戸道路や都市高速尾倉ランプ及び2千万円以上の道路工事は留保する旨連絡がありました。

ホテルクラウンパレス北九州で、「黒崎を愛する会」が4月1日約200名参加の中で開催されました。この会の開催趣旨は、とにかく飲んで食べて黒崎を明るく元気にしようというものです。
北橋市長も参加し、挨拶の中で、年金病院跡地のホール整備については、市がまとめた年金病院跡地整備案の600席程度ではなく、1000席程度のホールを創ると明言されました。
またPRタイムの中で、「ニューウエーブ北九州発祥の地・黒崎に専用スタジアムを!」というPRがありました。ニューウエーブ北九州の前身は、三菱化学黒崎事業所のサッカーチームであり、2月議会の中でニューウエーブ北九州の専用スタジアム整備については、JR九州の特急停車駅周辺が望ましい旨の答弁があり、黒崎とサッカーを愛する人たちに火が着いたようです。

2008年04月01日

本日開設

 市政に関することや、日頃の出来事などを日記風に書き込んでいきたいと思います。