行政視察
4月14日~16日までの3日間所属する総務財政委員会の行政視察に行きました。初日は、東京都文京区において、地方自治体の憲法とも言える自治基本条例の制定に関するお話をお伺いしました。
現在北九州市においても、平成21年度条例制定を念頭に市長の諮問機関である北九州市自治基本条例検討委員会を設置し、議論が進められています。これは、「市と市民」「議会と市民」などの関係について基本的なルールを定めるものでありますが、私は議会に関するものについては、別に議会基本条例を議員らが中心となって検討すべきと考えます。それは議員にとっても活動する上での最高規範であらねばならず、そこにしっかり議員が関与し自らのルールを自らが作るべきであると考えるからです。
さて翌日は、神奈川県川崎市にお伺いし、川崎市市民ミュージアムを視察しました。ここは開館当初から、漫画等の収集、展示に力を入れている最初期の美術館としても有名で、北九州市も、現在松本零士氏の作品など本市ゆかりの作家の作品の展示を中心に漫画ミュージアム開設に向け取り組んでいる最中であることからの視察となりました。
そして最終日は、千葉県松戸市にお邪魔し、「安全で快適なまちづくり条例」と言われるモラル条例についてお話をお伺いしました。本市でも今年の2月議会の承認を受け4月1日より「モラルマナーアップ関連条例」がスタートし、路上喫煙や落書き、ごみのポイ捨て、飼い犬の糞の放置などの迷惑行為が規制の対象となりました。8月以降に重点地区が設けられ、前記の4つについては過料が課せられる予定です。