最も身近な法律家として
4月25日私のもうひとつの顔である司法書士の支部総会が多くの会員及び三原朝彦衆議院議員、西川京子厚生労働副大臣をはじめとする多くのご来賓の皆様ご参加の元で開催されました。 かつて司法書士は登記の書類を書くことが主たる業務でありましたが、現在では簡易裁判所での代理権や、成年後見制度における後見人などその範囲が広がっています。中でも多重債務に関する事件の取り扱いは飛躍的に伸びました。 多重債務やクレジット問題などは、日々の暮らしの中で、いつご自身の身に降りかかってくるかわかりません。また、政令市の中で最も高齢化の進む北九州市において成年後見制度の拡充は急務です。そういう意味からも私たち司法書士は、最も市民の皆様にとって身近な存在でなければなりません。実は戸畑区にあるウェル戸畑内の消費生活センターおいて弁護士と司法書士による無料法律相談が行われていますが、支部総会の中で、消費生活センターより「司法書士の方は身近なことを相談する上でとても丁寧に応対してくれると評判です。」との報告を受けた旨の報告があり大変うれしく思いました。 ところで私は、司法書士である市議会議員として、司法書士会と連携しさらに議会の承認をいただき、いわゆるグレーゾーンの金利の撤廃や、クレジットに関する規制の強化などの意見書を国へ提出しました。そのことを受け、グレーゾーン金利に関しては、法改正がなされ利息制限法を越える高金利(グレーゾーン金利)は認められないようになりました。 また、成年後見制度をより身近に利用していただくため、北九州市と共にウェル戸畑内の北九州成年後見センターの設立にかかわりました。 これからも市民に最も身近な法律家として、また市議会議員としてがんばります。