男女共同参画の現状
北九州市の調査によれば「夫は外で働き、妻は家庭を守る。」といった性別による固定的役割分担の考え方に賛成する人の割合は、平成17年度の調査では57.5%で、平成16年度ではありますが全国調査の結果では45.2%となっており、北九州市では性別による固定的な役割分担意識は根強いものがあります。その背景には、かつての新日鉄に代表されるような三交代勤務が、妻が外で働くことの阻害要因であったと考えられ、その意識が今も残っていることが原因の一つであるといわれています。
また北九州市役所では女性管理職の割合が全国平均よりも低く、その理由の一つとして子育て世代の女性には不利な昇任要件があるようです。
いずれにせよ男女共同参画社会の実現に向けて育児や介護と仕事との両立を支援することが、重要な政策になりそうです。