議員提出条例議案提出
これまで北九州市議会では、政策にかかわる条例議案が可決成立したことがありません。過去の理由は私もよく知りませんが、これからは、地方分権が進む中で、市長の権限は大きくなります。それに対して議会も二元代表制の一翼を担うものとして、監視能力だけでなく、政策立案能力を持つ必要があります。今回の条例案は、今年の12月にも提出が予定されている新基本構想に基づいて策定される基本計画を条例において議決事項(地方自治法上、基本計画は議決事項となっていない。)にすることで議会がより重要な計画に対し関わり、丁々発止することで市民の付託に答えようとするものです。更にはパブリックコメントをするような計画についても議会への説明を義務化することで、より議会が計画策定に関わることで市民の声を反映させることができるものと期待しています。またこれまで北九州市ような政令市が、政策にかかわる条例議案を成立させたことがないということが異常であり、今年の2月議会に執行部が提出したモラルマナー条例などは全国的に見ても議員提出議案の場合が多く、これを機会に議員提出による政策議案が増えることこそが議会の活性化にもつながるものと確信しています。いずれにせよ、この6月議会でこの条例議案が成立するよう努力しなければなりません。