中学給食PTA[待った」
昨日の夕刊に、市立中学校PTA連合会の会長が「このまま給食を始めても大量の残食が出る。導入の是非について議論を深める必要がある」と北九州市が4月にも導入を予定している中学校給食に「待った」の意思表示をしていると言う記事でありましたが、中学校給食については、子育て世代の働くお母さんを中心に導入の意見が多いことは、私も日々の活動の中で実感しています。ところが、現場である中学校校長会は導入に反対し、子供たちも「おいしくない」「親が作った弁当が食べたい」などの理由から反対の意見が多いと聞いています。また、子育ての終わったお母さんからは実質中学校の3年間しか弁当を作ってやることの出来る期間はなく、親子の絆を深めるためにも給食反対という声をよく聞きます。私も食育という観点からの給食には若干無理があるような気がします。子育て支援という福祉の観点から考えるべきであると思います。ところでいったん中学校給食が始まれば、年間20億円程度が、トータルの予算としてかかると言われており、教育委員会そのものが、これまで財政難の折から中学校給食は難しいと言ってきただけに、財政面からの議論も更に必要でしょう。いずれにせよ、残食の問題や異物混入(かなりの件数があったと聞いている)の問題。更には授業のコマ数の問題など議論すべき論点はまだあるため、更にもう一年、給食モデル校を二倍程度増やして検証して見てはどうでしょうか。