ニートの憧れ?
先日、政令市の議員の研修会が開かれました。懇親会の席で、他市の議員から「最近はニートの人が議員に立候補する傾向がある」と言われていましたが、なんとなくわかるような気がします。そこで北九州市に目を向けてみると一つの傾向あがるの気がつきました。最近の市職員試験の合格者は地元進学校である小倉高校と東筑高校出身者が多数を占めているのに対して、市議会議員は私を含めその他の高校の卒業生が多いと言うことです。出身校ですべてが決まるわけではありませんが、市職員と議員との関係で見れば、優秀な人程、市職員を選択する傾向があり、議員に立候補する人はもちろん「志」と言う最も大切なものは当然あるとしても、市職員との格差があります。また課長以上になれば、実質的には市議会議員より、自由に使えるお金も多いはずです。(議員は事務所費や事務員の人件費、選挙の費用などを差し引けば、自由になるお金は以外に少ない。但し議員になることは収入のためでないことは当然であるが。)
以上のことから選挙の厳しさを考えると、すでに安定した職業を持って収入を得ている人には、選挙はリスクが大きく、比較的リスクの少ないニートの方が立候補する傾向があるのではないでしょうか。