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中学校給食反対の声・声・声

昨日小集会を二箇所で開催しました。その中で、来年度より中学校完全給食が段階的に始まる旨を、説明したところ、反対意見が続出しました。「弁当ぐらい親が作るもの」「給食費未納が多い」「もっと別のことに予算を使ってほしい」などの意見が多数ありました。
私も中学校給食に対しては残食の処理費や就学援助などを含めると親子方式であっても年間20億円近い予算が必要となり、待機児童や少人数学級などの実施が先で、更には現状を考えると景気対策に予算をもっと割くべきと考えます。
また中学校給食実施の理由が食育の観点からということにも疑問があります。中学生の食の乱れがあることを改善する目的で中学校給食を実施するのであれば、味覚の定まった中学生に給食を行うことより、味覚の定まる前の幼稚園児らに実施したほうが効果的です。更に給食で食の改善ができるのであれば、小学校の給食ではなぜできなかったのでしょうか。中学校に入り食が乱れたとするならば、まずは小学校での給食のあり方から考えるべきではないでしょうか。
これまで教育委員会は、財政上の理由として中学校完全給食を否定してきたのに首長が変わると方針が180度変わってしまうことにも、教育委員会の独立性からしても疑問があります。
そのほかにも議論すべき点はまだあり、中学校完全給食実施は時期尚早であると私は考えます。

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