猪瀬直樹氏と7年ぶりの再会
昨日、北九州青年会議所主催の講演会にお邪魔し猪瀬直樹東京都副知事のお話を拝聴しました。
講演前に控室に猪瀬氏を訪ね、7年前私が北九州青年会議所理事長時代に新福岡空港の是非と空港の連携に関するシンポジウムを開催し、基調講演とパネラーとして参加していただことのお礼をしました。
当時の猪瀬氏は、小泉首相の下で道路四公団民営化推進委員として全国の注目を浴びていた時期でもあり多忙の中をご参加いただいた訳ですが、新福岡空港の不要論と新北九州空港と既存の空港との連携を提言され、建設費が1兆円を超えるといわれた新福岡空港構想を切り捨てられました。
それ以来、私は新福岡空港構想に積極的であった麻生渡福岡県知事に睨まれていましたが、先日その麻生知事も福岡県議会の中で、国に対し意見書という形で、新福岡空港建設ではなく、現在の福岡空港の滑走路増設と、北九州空港を貨物便にも対応できるための滑走路の延伸を求めました。
現在の経済状況が影響したとはいえ、7年の月日が、私たちの主張を認めさせたことなり、当時様々な圧力もかけられましたが、今となっては良い経験です。
実はこの経験も私が政治を志したきっかけとなった出来事だったのです。政治の世界ではいつも市民の目線に立ち、権力に立ち向かう姿勢も重要です。