第三セクターについて
昨日の、経済港湾委員会において、第三セクターの経営情報について報告があった。その中で特筆すべきは、門司港ホテルなどを経営する門司港開発株式会社の赤字決算だ。赤字の主な理由は、ホテル部門の売上高減少、商業施設部門の空きテナントの増加などによるものとしている。門司港レトロ地区は北九州市最大の観光拠点であり、門司港トロッコ列車が、快調な出足を見せているだけに残念である。また報告の中で、経営再建のため株式譲渡による経営主体の変更を試みたが、相手方より中断の申し入れがあり、その後の再開のめども立っていないとのことだ。北九州市における観光ビジネスを宿泊型にできるかが、門司港開発株式会社の再建及びビジターズインダストリー成功のカギとなるのではないか。近郊に博多や別府などの宿泊の拠点があり、たやすいことでないことは十分わかっているが知恵を絞って考えなければならない。